調査結果
Investigation Findings - MM-2026-MIND-1
査読プロセスは開始され、査読者は割り当てられ、査読結果は存在する。編集長が説明できない理由により、その後この案件はデスクリジェクトとして説明され、査読レポートは提供されなかった。システムの記録は、査読者割当後に何らかの未開示の問題が発生したことを示している。編集意思決定が密接な学術ネットワーク内に集中しているジャーナルでは、ダブルブラインド制による独立査読者の割当が、内部編集方針にとって不都合な結果または記録を生じさせた可能性がある。
▶ 補足:この結論に至る推論過程
後日のデスクリジェクト説明は、リジェクト理由の説明ではない。査読記録を開示しない理由の説明である。
もし単にリジェクトしたかっただけなら、査読したがリジェクトですで済む。査読後リジェクトは日常的に行われている。しかしTaddeo教授は実はデスクリジェクトだったテンプレを間違えたexecutive editorにserious problemsという複雑な説明に切り替えた。この不自然さから逆算して、なぜ査読後リジェクトとして処理できなかったのかを検討する。
可能性の検討:
査読者側の問題だった場合:もし査読者コメントが不適切・使用不能であれば、Taddeo教授はreviewer report could not be usedreview process was compromisedと説明すればよい。しかし実際の説明は査読者ではなくexecutive editorの問題に帰している。査読者問題では説明がつかない。
手続上の問題だった場合:査読者が遅い、コメントを出さない等なら査読管理上の問題として説明可能。しかしTaddeo教授名義でreject after reviewメールが送信された以上、査読プロセスは完了段階まで進行していたことを示唆する。executive editorの操作ミスでTaddeo教授名義のメールが送られたとすれば、それ自体が別の重大問題になる。
査読結果が開示困難だった場合:これが最もパーシモニアスな説明である。
・査読者がrejectと言った場合:そのまま査読後リジェクトとして処理し、レポートを開示すれば済む。
・査読者がmajor revisionと言った場合:編集長は総合的に判断して不採択とすることが可能であり、これも通常の処理として成立する。レポートは開示できる。
・査読者がminor revision / accept寄りだった場合:査読レポートを添付しながらリジェクトするには、編集長の説明コストが著しく上昇する。
編集意思決定が密接な学術ネットワーク内に集中しているジャーナルにおいて、ダブルブラインド制で選任された独立査読者が内部編集方針と異なる評価を出した場合、通常のreject after reviewとして処理すると、その矛盾が記録として残り開示される。このリスクを回避するために、後からdesk rejection before reviewとして再構成する必要が生じた、という推論は、観察されたすべての事実と整合する。
確定事項
1
事実との矛盾(虚偽説明)
Editorial ManagerのReviewers Assignedステータス(2025年12月29日)やSpringer Natureでのポータル画面のステータス(Peer Review)はTaddeo教授のdesk reject主張と矛盾。Taddeo教授の説明は虚偽である。
2
査読レポートの隠蔽
Peer Reviewが行われた以上、査読レポートは存在する。Taddeo教授は何らかの不都合により、査読を打ち切ったか査読レポートの隠蔽を決定した。その後、実はデスクリジェクトだったと主張することで著者へのレポート開示義務を回避した。
3
匿名への責任転嫁
Taddeo教授はexecutive editorがserious problemsを起こしたと主張するが名前を明かさない。編集長としての説明責任を放棄し、検証不能な匿名への責任転嫁を続けている。
4
不当な遅延(約5ヶ月)
投稿(Oct 31)から却下(Mar 23)まで約5ヶ月。デスクリジェクトであれば通常1-4週間。そもそも、5ヶ月という期間がデスクリジェクト主張の信憑性を損なう。
5
矛盾指摘後のTaddeo教授の沈黙
著者がシステム上の記録との矛盾を指摘した後、Taddeo教授は無回答を続けている。
6
出版社の組織的隠蔽
Springer NatureのEthics Reporting窓口への2回の正式通報(3月25日・4月9日)はいずれも完全に無視。別案件(Discover AI誌)と同一の組織的苦情抑圧パターン。
7
COPEの機能不全
COPEは著者が提出した証拠に一切触れず、Taddeo教授の自己申告のみで案件をクローズ。査読プロセスの透明性を監視する組織が、利益相反関係にあるエディターの言い分(虚偽報告)のみを無条件で受け入れたことは大変遺憾。
8
GRCチームがChris Graf回答済みとして案件クローズを通知
GRCチームは、Research Integrity DirectorのChris Grafが6月12日に回答したため本件をクローズすると著者に連絡。しかし、Chris GrafがMinds and Machines案件を扱った事実はなく、そのような事実はないと伝えた。→ Finding C / 調査結果8
GRCチームは、著者の明示的な反論後も「As previously communicated, the Research Integrity Director, Chris Graf responded to you on 12 June 2026」と同じ虚偽報告を反復し、Report closedと表示。さらにシステム上で「The process has been closed by your examiner. You are no longer able to submit additional information or answers.」として、追加情報・回答の提出権限を遮断した。→ Finding C / 調査結果8
構造的問題
9
編集委員会のOII/DELab人脈による寡占
Taddeo教授、Associate Editor 2名(Ziosi, Watson)、Editorial Board(Floridi)がOxford Internet InstituteのDigital Ethics Lab出身者で占められ、師弟・同僚関係が査読の独立性に疑念を生じさせている。
10
倫理学者による倫理違反
Taddeo教授はデジタル倫理と防衛技術の教授であり英国国防省倫理諮問委員を務める倫理学者。査読結果の改ざんや虚偽説明は、本人が学術的に提唱する透明性・説明責任の原則と根本的に相いれない。
関連事例
本件は当社CEOが経験した2件目のSpringer Nature傘下ジャーナルにおける査読不正事案である。1件目(Discover Artificial Intelligence誌)では、AI生成査読レポート・判定結果の虚偽報告・組織的隠蔽が確認され、現在COPE小委員会で正式協議中。著者は昨年2つの論文しか書いていないにもかかわらず、その両方で編集者による不正被害に遭った。
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